こんにちは、西荻窪の結婚相談所・咲くやマリッジエージェントの長谷川です。少し昔のお話をしたいと思います・・・

数年前、私がまだ30代後半でサラリーマンをしていた頃。友人の当時20代後半の女性から「会社を辞めて世界一周の旅に出る」と連絡がありました。
詳しい事情は聞いていませんでしたが、同じ会社員として事情は聞かずとも気持は良く解るもの、笑顔で送り出しました。
彼女はコツコツ貯めた300万円程の予算で、約1年半かけて欧州,アフリカ,北米,南米,と回ったようです。
旅先の彼女から送られて来たのが上の写真。ケニアを旅行中、サファリで見た野生のキリンとのこと。たった一頭で寂しそうに木陰に佇んでいるけれど、凛とした姿に孤独に負けない強さを感じた、とのことです。
さてこの女性、葵わかなさんに似てなくもなく、ユーモア溢れて良く笑う、素直で明るい女子。本当に良い女性なのに、なぜか浮いた話がありませんでした。
ところがその後、彼女が帰国したと聞いて久しぶりに東京都内で再会すると「旅先で知り合った年下の日本人男性と一緒に住んでいる」とのこと。
おお!と喜んだ半面、少し心配に。。。
「彼も会社辞めて世界中を放浪してたの?」 答えはYES。
「会社辞めようが放浪しようが問題ないと思うけど、彼、今は仕事してるの?」 答えはNO。二人で帰国して半年ほど経っていたものの、彼はまだ定職についていないようでした。
「でも来週くらいにバイトの面接に行くといってました。今は私が派遣で働いて二人の生活費稼いでます」 そう話す彼女からは不満や不安の様子は見えず、穏やかで幸せそうな様子が印象的でした。
どう生きようが二人の価値観、私がとやかく言うことではないので 「そっか、これからも仲良く幸せに過ごせればいいね」 と言って別れました。
その後、私は仲人婚活の仕事を始め、忙しさにかまけて彼女とも連絡を取らなくなりましたが、今でも彼女の穏やかで幸せそうな様子を思い出します。仲人をしていると、どうしても特定条件に拘り(収入面であることが多い)、簡単には成婚に到れない方に出会うことがあります。このような状況を見る度に、彼女の幸せそうな顔を思い出し、幸せって何なんだろうと考えてしまいます。
収入が安定しなくとも旅先で出会った男性と暮らす女性。 一人でも強く佇むアフリカのキリン。 確かに綺麗事では生きていけないですし、我々仲人にとっては「会員様が希望する条件に合ったお相手を探し、ご縁をつなぐ」ことも大切な仕事。解ってはいますが、それでもやはり考えてしまいます。
例えば数字を求めても、数字は時が経てば変わります。
男性は若い女性を求める傾向にありますが、年齢は時間が経てば必ず変わります。
女性は高い年収の男性を求める傾向にありますが、お相手男性の仕事や年収が安泰とは限りません。
数字の大切さは否定しませんが、それでもそれは移り行くものではないでしょうか。
では、好きという気持ち、愛情が大切なのでしょうか。
確かに、好きという気持ちや愛情も、変わってしまうかもしれません。現に3組に1組の夫婦が離婚する世の中です。しかし、少なくとも「あの時私はこの人を愛していた、だから結婚した」という想いは残るのではないでしょうか。
そして、その気持ちが残っていれば困難を乗り越え結婚生活を続ける助けになるのではないでしょうか。
写真のキリンも、もしかしたら愛するパートナーが戻って来るのを木陰で待っていたのかもしれませんね。