【未婚者の異性との交際状況】の記事で「若い未婚者は結婚したいがそもそも付き合っている相手がいない」と述べました。現代社会は交際相手を探すのがとても難しい状況のようです。

しかし、交際相手を探すのが難しいのは今に始まった事ではなく、昔も同じような状況だったと思われます。むしろ、男女が接する機会が少なく通信手段も未発達だった昔の方が、交際相手を見つけるのは今よりずっと難しかったのではないでしょうか?しかし、昔と比べ昨今の生涯未婚率は上昇の一途(データは省略します)。生涯未婚率が増えているという事はつまり、昨今は昔に比べ結婚しない人が増えているということです。逆に言えば、昔は今より結婚する人の割合が多かったと言うことになります。

昔は今より交際相手を見つけるのが(恐らく)難しかった。しかし昔は今より結婚する人が多かった。何故でしょうか? 価値観の多様化、一人でも生きていける社会インフラが整備されたなど、様々な原因が考えられますが、その中で一つ興味深いデータがあります。

表は、国立社会保障・人口問題研究所の行った、恋愛結婚と見合い結婚の構成比の調査です。見合い結婚には結婚相談所を含みます。1960年代の半ばまでは見合い結婚が恋愛結婚より多かったのですが、60年代半ばを境に逆転しています。そして、見合い結婚の比率が恋愛結婚を下回り始めた1965年から70年頃は、生涯未婚率も上昇し始めた時期なのです(生涯未婚率の推移のデータはここでは割愛しますが、機会があれば別の記事で紹介します)。

ここから、「交際相手を見つけるのが難しい中、昔は多くの人がお見合いで結婚相手を見つけた」、「お見合い結婚が減ると、結婚しない(できない?)人も増えた」と推測はできないでしょうか?勿論、各データの関連性や因果関係を述べるにはまだ不十分ですが、皆さんが親や祖父母から聞いた話やご自身の経験と照らし、如何でしょうか?

また一方、2010年頃から再び見合い結婚(仲人婚活や結婚相談所経由での結婚を含む)が上昇しているとの報告もあります。 恐らく、今も昔も ”自然な出会いとそこから始まる恋愛、そして恋愛結婚” というステップで結婚に到るのを理想とし憧れる人が多いと思います。しかし実際には、この社会は誰かの手伝いを借りて結婚相手を探す方が効率的、かつ自然なのかもしれません。人間とは、人と人との関係の中で支え合い、協力し合いながら生きるものですから。

ただ、特に都市部では「若い人の結婚の世話をするお節介な年配者」という人は減っているでしょうし、もし居たとしても地域の繋がりも薄く力を発揮できないでしょうね。だからこそ、当相談室のように千葉や東京という首都圏でお見合いの場を提供するサービスが必要なのだろう、と考えています。

未婚者の異性との交際状況