お見合いではお相手に気分良く話してもらうことが重要です。お見合いの目的はお互いを知る事ですが、知りたい事を事務的に聞いても実りあるお見合いにはなりません。楽しく会話する中で自然と相手の事を聞き、自分の事を話す、というのが理想でしょう。

相手に気分良く話してもらい、時に自分への親近感を高める効果が期待できる技法に「バックトラッキング」があります。これは「相手が言った言葉を繰り返す」、「相手の話を要約して繰り返す」、「相手の感情を繰り返す」というものです。もっと簡単に言えば「相手の言った内容を繰り返して言う」技法と考えてもらって差し支えないでしょう。日本語では「オウム返し」という言葉が近いでしょうか。

バックトラッキングと書くと難しそうですが、会話において相手の言ったことを繰り返すというのは多くの人がやっていることです。私は会社員時代に営業部門にもいましたが、新人の頃に先輩がお客さんの言った言葉を繰り返したり、お客さんの長い話を短く要約して繰り返しているのを横で聞いていました。先輩が繰り返すことによって会話がスムーズに進み、お客さんの表情も心なしか和らぐ様に見えました。しかも会話の中で自然にやっている、凄いなーと感じました。そこから社内外で色々な人を観察しましたが、会話の上手い人の多くは同じことをしている事に気付きました。後になってこれがバックトラッキングと呼ばれる、非常に良く知られた技法なのだと知りました。

普段から意識してやっている方は、お見合いにも是非取り入れて下さい。意識したことがない、自分はやっていないかも、という方はまず「相手の言葉を繰り返す」からやってみましょう。

これは本で読んだ内容ですが、心理学的にはバックトラッキングの目的と効果は相手に親近感を持たせること、だそうです。人間は自分に似ている人に対して親近感を持つそうです。バックトラッキングで相手の言葉を繰り返す事によって「この人は自分に似ている」と深層心理に働きかけ、親近感を高める効果が期待できるそうです。また、バックトラッキングにはうなずきや相槌と同じように「話を聞いてくれているんだな」と安心感を与える効果や、「私の主張を理解してもらえてるな」と承認欲求を満たす効果もあるそうです。

ただ、「相手の言葉を繰り返す」だけを多用すると「馬鹿にしてるの?」と思われる可能性もあるので注意が必要です。相手の言う事を片っぱしから何でも繰り返すのではなく、相手が強調したい言葉や内容を選んで言い返しましょう。

下記は、バックトラッキングを使った会話例です。
「この前のお休みは何をしてましたか?」
「友達とフェスに行きました」
「そうなんですか、フェスに行ってたんですね」
「でも途中で大雨になって昔からファンだったバンドの曲を十分に聴けなくて、すごく残念でした」
「好きなバンドの曲を楽しめなかったんですね、それは残念でしたね」
「はい。そこが残念でしたが、やはり屋外で音楽を聞くフェスの雰囲気って最高だなあ、と思いました」
「屋外で音楽を聴くのは最高の気分ですよね」

まず、「友達と」ではなく「フェスに」を繰り返しました。相手が強調したいこと、相手の興味が強いと思われることは「友達と」ではなく「フェスに」だと思われるからです。
次に「好きなバンドの曲を楽しめなかったんですね」と相手の言ったことを少し要約して繰り返しました。
最後に、「最高の気分」という相手が強調したいと思われる感情を繰り返しています。

短い例文でしたが、だいたいこの様な感じになります。
大切なのは技法やテクニックではなく真摯さや誠意ですが、聞き上手になって会話を楽しむためにも知っておいて損は無い技法だと思います。

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